トイレの給水が止まらない症状修理

 

トイレ 水漏れ 水もれ 給水トラブル トイレ部品交換flash Light 故障 自分で修理


我が家のトイレのメーカー、INAXのウェブサイトには故障原因を調べて自分で修理する方法が掲載されていたので、
それを参照しながら、修理してみた

【公式】INAXトイレトラブル診断・水がとまらない

INAXのサイトで情報を調べるためには、まず自分のトイレの型番を知る必要がある

あちこち探してようやく便器の右下隅に型番発見
ただし、INAXサイト内で検索するときは、スラッシュの前の部分のみ使用
(今回は M1 赤丸部分)
候補がいくつか表示されるので、タンクや便器の形で絞り込む

症状1.トイレの水タンクが満水状態でも給水が止まらない

 

【公式】INAXトイレトラブル診断・トイレの構造と名称 

トイレの水タンクが満水状態でも給水が止まらない原因として2つ考えられることがわかった

  ケース1.浮玉(フロート)が十分上昇しても止まらない場合はボールタップ(止水バルブ)の性能低下     
ケース2.フロートゴム玉の劣化により密着不良で水漏れし、タンク水位低下による給水継続
 

今回は、フロートを下に押し込んで強制的にオーバフローパイプ上面付近まで給水させてフロートから手を放してみると、
フロートが最高位置でも給水されるので、フロートに連動している止水バルブの劣化(ケース1)と判断して止水ゴムを交換する

止水ゴムの交換

【1】
INAXボールタップの特徴から交換する部品を特定

商品名:シートパッキン
商品品番:50-280(1P)
価格:97円(税込)

シートパッキン交換のために取り外した部品

古い外した止水ゴムシートにリングが張り付いているので
外して使いまわすこと。

【2】 シートパッキンを新しいものと入れ替えた

 

INAX提供の交換方法
 ↑この部品の交換方法を見る(PDFファイル)参照

 

説明書に従い、組み付けて終了

交換方法の説明書の一部抜粋

  @止水栓を閉じ、洗浄ハンドルを操作し、ロータンク内の水を抜きます。
  ※閉じるときにどの程度回転させたかを覚えておくと部品交換後の開度調節が容易

  Aロータンクのフタを持ち上げて外します。

  B袋ナットをゆるめてボールタップの給水口部を外してから、
   座付ナットをゆるめ、ボールタップをタンクから外します。
  

  Cボールタップ本体からテコ部を外し、シートパッキンを新しいものに取り替えます。
  ※テコ部およびシートパッキンの着脱方法は、下記C-1〜4の通り

  貯水タンク側のナットは給水管を連結した後に締め込むこと
  水道スパナを使うとナットにキズをつけることになるのでスパナをお勧めします。↓

 
【3】

シートパッキンを交換する前に左のネジ(満水位調整)を縮めて水位を高くして、フロート位置を今より上にしてシートを押す力を大きくすると止水する場合もあるかも

または、フロートの下に小さなフロートを加えて浮力を増すことでシートパッキンを押す力を増やすことも出来る

私の場合は20年以上も使っているタンクなのでシートパッキンを新品に交換した。


症状2.便器内にちょろちょろと水が出続けるため給水が続く

トイレの水タンクの給水が止まらない原因として2つ考えられることは前述の通り

ケース1.浮玉(フロート)が十分上昇しても止まらない場合はボールタップ(止水バルブ)の性能低下 ←シートパッキン交換済み     
ケース2.フロートゴム玉の劣化により密着不良で水漏れし、タンク水位低下による給水継続
 

フロートゴム玉の劣化による漏水は、
タンク水位がオーバーフローパイプ頂上(赤マーク部)に
達していないのに便器に漏水していることでわかる


今回は、フロートを下に押し込んで強制的に
オーバフローパイプ上面付近まで給水させてフロートから手を放して、
便器器内に漏水するチェックする。
給水コックを閉じて10分で水位が下がったので
フロートゴム玉の劣化(ケース2)と判断した

フロートゴム玉の交換

【1】

交換手順

ゴム玉の鎖をはずしてフロートカップストッパリングをはずそうとしたが外れそうにないので、ゴム玉を持ち上げ気味して斜めに引き抜いた。新品を斜めに差し込んで完成

ゴム玉に付属されている施工法とは異なる裏技なので、中心ガイド穴を破損しないようにくれぐれも無理な力を掛けないでください。

 

【2】
新・旧 ゴム玉

INAXの場合フロートゴム玉は大小2種

私の場合は上から見てフロートストッパリングより大き目のゴム外径だったので

PK-TF-10R-L @1,000 対応機種は下記の通り

 

 
20年以上使用した止水面は痩せて薄くなっていた

 

止水接触面のデザインは変更されている

 
古いゴム玉は炭化して墨のように汚れるのでカメラを汚してしまう

Back