<8月の花>

ユリニラノウゼンカズラリョウブ


<百合・ユリ>

ユリ目ユリ科ユリ属の多年生草本球根植物。ラッパに似た形の筒状の花を横向きに咲かせる。花弁が6枚あるように見えるが根元がつながっており筒状になっている。雌雄同花である

テッポウユリかタカサゴユリのどちらかと思われるが、最近ではこの2つの交雑種も多いそうで、見分けがつかない。

(撮影:09-8-17)

   種ができた

(撮影:09-9-15)

 

<韮・ニラ>

(撮影:09-8-12)

(撮影:09-8-12)

ユリ科ネギ属の多年草

『古事記』では加美良(かみら)、『万葉集』では久々美良(くくみら)、『正倉院文書』には彌良(みら)として記載がある。このように、古代においては「みら」と呼ばれていたが、院政期頃からm→nという子音交替を起こした「にら」が出現し、「みら」を駆逐して現在に至っている。

夏には葉の間から30-40cmほどの花茎を伸ばす。花期は8-10月頃。花は半球形の散形花序で白い小さな花を20-40個もつける。花弁は3枚だが苞が3枚あり、花弁が6枚あるように見える。

   
(撮影:09-8-17) (撮影:09-9-25)
 

<凌霄花・ノウゼンカズラ>

自宅の庭は赤の濃い花、雌しべは二枚貝が口を開いたようになっています、触れるとその口が閉じてしまいました。つぼみの先端に蟻が集まるのは何故でしょうか?

右の薄い橙色が一般的。

ポイント
つる性を生かして釣花や掛花にするとよく似合う。ガラス器などにも良く似合い、華やかで明るく取り合わせするとよい。

(撮影:96-7-9)


夏の盛りに広島で。(撮影:93-8-1)


<令法・リョウブ>

リョウブ科。
ヤマリョウブの原生地はナツツバキとほぼ似た気候冷涼地で、山中に自生する落葉小高木。
都会の乾燥し易い庭に植える時は水を充分に、花は6〜15cmの総状花序を水平にだして咲き、炎天下で負けない。
一般に生花に多く用いるリョウブと異なる。

花期は7〜8月。
(撮影:96-6-17)
ポイント
盛花、瓶花ともによく使われる。
枝がよく分岐しているので少し枝を整理して使うとよい。

(撮影:96-7-29) (撮影:97-5-22)

(撮影:96-10-24)
 

 

(撮影:98-5)

 

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