<12月の花>

マンリョウツバキマンサク


<万両・マンリョウ>

ヤブコウジ科

樹高1mほどの常緑小低木。東アジア〜インドの温暖な場所に広く分布する。
冬に熟す果実が美しいので栽培され、特に名前がめでたいのでセンリョウ(千両)などとともに 正月の縁起物とされる。
花は白色で7月頃に咲き、果実は10月頃に赤く熟し翌年2月頃まで枝に見られる。

(撮影:97-12)

↓(撮影:98-7-23)

 


<椿・ツバキ>

ふつう椿というのは薮椿または山椿でありその他に園芸種が400〜500種ある。いずれも我が国の自生の野生椿から改良されたものである。代表的なものは、曙椿、乙女椿、寒椿、白玉椿、清緋椿、佗助椿などである。

ポイント
椿によって扱いの技巧が変わる。例えば白玉椿は枝振りや葉のつきかたのおもしろさを誇張してまとめ、開花は全体の中心部に低くそえる。花一輪葉三枚半という技巧的かつ格調の高いものとされる。半は虫食い葉の表現である。
薮椿も同様にきびしく枝、葉、花を吟味して生ける。ただし、他の主材のあしらいとする時はできるだけ自然の枝葉を生かす。清緋椿、かぐら椿などの華麗な大輪咲きのものは花が大きくて美しいから葉を厳しく整理して取るとその美しさを削ぐこととなる。乙女椿はすべての花のあしらいに使える。あまり葉を取らない。
早春の頃は技巧的に厳しく扱うが、晩春は大きく枝を切って生けるより美しい花を小枝にして主材にかるく添える方がよい。


(撮影:96-11-30)


<万作・マンサク>

まんさくは百花に先がけて咲くので「まづさく」が訛って「まんさく」になったとも、花色が黄色であるため五穀の豊作になぞらえてこうよばれたとも 言われている。
庭の木はベニマンサク。

ポイント
小花が枝に沢山ついている春の時期は投入れの主材として使う。夏場の青々とした葉を繁らせる時には盛花、瓶花の主材として使われ、秋の紅葉のころが特に美しく、もみじより花材として利用される。

(撮影:96-8-26)
(撮影:96-12-1) (撮影:96-12-6)


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