<3月の花>

サクラルッコラローズマリー
ハクシンボクハンアセビジンチョウゲモモ


<桜・サクラ>

 
サクラという名称は、野生種15種のほか、園芸品種数で300以上もある
サクラ属の総称で、春の花木の代表。

(撮影:2020-3)

 


<キバナスズシロ(ルッコラ)>

 
地中海沿岸〜西アジア原産の一年草の葉野菜・ハーブ。
ルッコラはイタリア語で、英語ではロケット。
草丈は50〜80cm。花期は4月〜8月。花色は白・薄黄。 

(撮影:2020-3)

 


<迷迭香・マンネンロウ(ローズマリー)>

 
ローズマリーは、葉に爽快で力強い香りのある常緑低木で
古代から料理や香料や薬用や儀式などで使用されてきた。
花色、葉色などのバリエーションが豊富なのも魅力の一つで
種類により立ち性、ほふく性、その中間の樹形がある。
いずれも常緑で、秋から春までたくさんの小さな花が咲き続ける。

(撮影:2020-3)

 


<白芯朴伴・ハクシンボクハン>

 
椿の一種で濃紅の外弁と、密集した白色の唐子弁
(雄しべが小花弁に変形したもの)とのコントラストが美しい。小輪。
3月から4月咲き。江戸時代からの名花で、別名‘月光’。

(撮影:2020-3)

 


<馬酔木・アセビ>

あしびとして万葉集に詠まれている。万葉時代からある我国原産のつつじ科の植物。牛や馬がこれを食べると酔っ払ったようになるのでこの字があてられている。
一説には葉に毒があるといわれるが葉が美しいマッス状になっているので夏場花材の少ない時に瓶花の材料として用いられる。
春3〜4月に白色の花を咲かせるが、11月頃にはすでにつぼみの準備を始めている。照葉も美しいので色彩盛花としても利用できる。

(撮影:96-10-01)

白い花が咲いている (撮影:03-4-21)(撮影:03-3-26)


<沈丁花・ジンチョウゲ チンチョウゲ>

ジンチョウゲ科

原産地は中国南部で、日本では室町時代頃にはすでに栽培されていたとされる。常緑の低木で、葉は月桂樹の葉に似ている。2月末〜3月に、枝の先に20ほどの小さな花が手毬状に固まって咲く。花を囲むように葉が放射状につく。花は強い芳香を放つ。

(撮影:03-3-26)


<桃・モモ>

 

中国では仙木、仙果とされて子供が生まれると桃の矢を四方に射って子供を悪魔、悪病から守る風習があった。
ひなまつりに桃の花を生けるようになったのはこの伝説が日本に伝わってきた江戸時代のころで、五節句の一つの儀式となった。

枝は直(すぐ)な伸び方をしていておもしろさがない。従って少し長めに使う必要がある。枝は交差しないほうが美しいながめとなる。椿、なの花、都忘れ、菊、すかし百合などと合う。

(撮影:98-4)

 


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